スクショで記事を拡散することについて
こんにちは!橋本です。
最近話題になっているらしい
「最近の若い人たちがスクショで記事を拡散しちゃう」問題。
正直このスクショでの拡散行為は、虚構新聞のようなパロディーサイトの記事でも本当の記事のように見えてしまうので、私自身そこまで好きではありません。しかし、やったことがないと言えばおそらく嘘になります。
ただこの記事、サイト運営をしていない大半の若者にとっては
「「はあ??」」
だと思います。
この記事の著者と私の間に感覚のズレがいくつかあったので、整理してみたいと思います。
1、「ホントにいた」って何?
記事のタイトルに入っている「ホントにいた」という言い回し。ピンときませんでした。皆やっているからです。だから間違いじゃない!と言っているわけではありません。ただ、その言い回しに「いや、どういうことやねん!」と突っ込みを入れたくなったのがこの記事を開くきっかけになりました。
2、「リンク先に飛ぶのは面倒くさいから」?
記事ではリンク先に飛ぶのが面倒くさいからスクショで拡散するという風に説明がされています。ただ、これも「いや、違います!」と声を挙げたくなりました。
私にとってのネットリテラシーというのは、
詐欺サイト。
つまり「むやみやたらにリンクをクリックしない」という教育を受けてきています。タイトルが面白そうなものであればあるほど警戒します。「釣りではないか?」と。
例えばツイッターであれば、リンク先の概要が表示されないものはクリックに消極的になります。これを逆に考えれば、自分が面白かった記事をシェアするのならば画像でシェアしてしまえ!となってしまうのではないかと思います。
スクショで記事をシェアしている人全員がこういう思考回路かどうかは分かりませんが、悪意を持ってやっているわけではない行為を面倒くさがった結果の行為と解釈された気分になりました。ただもちろん、これによってスクショによる拡散が免罪されるわけではありませんが。
3、著作権
コメントでは著作権について言及している人もいますね。ブログの著者はそういう意味でこの記事を書いたわけではないと思いますが、確かにこれ、わたしから抜け落ちていた視点だったと思います。
写真や文章などを公的な場所で使う時の著作権というのは確かに授業で習いましたが、それがこの行為に該当するとは考えたこともありませんでした。スクショでシェアをしている当人の感覚としては、コメントの方にありましたが、「面白いものがあったから、写メって、シェアする」という程度のもの。軽いノリの行為なのです。またツイッターやラインなどで友人と共有する場合はたいてい脳内で「私用の範囲」に変換され、著作権にまで考えが及んでいないとも思います。
「スクリーンショットでソースを明示せずに記事を拡散すると著作権にふれますよ」というのは考えてみればそうのかもしれないけど、考えたことがありませんでした。反省しなければならないと思います。
ネットリテラシー教育で言われることはだいたい同じで、挙げられる例のパターンも限られていたりするので「あーはいはいまたそれね、分かった分かった」と流してしまいがちでした。結果、新しいテクノロジーに対して適応するべきところを思考停止してしまっていたのかなと思います。だから自分は悪くない!!という訳ではなく、大いに反省しています。日々進化している分野のリテラシー教育は難しいなと感じました。まあ、自分の頭で考えろよって話なんですけどね。。
まとめ
ちなみに私はスクショでシェアされた記事をもっと読みたいと思ったらそこに書かれているキーワードで検索して飛びます。なので一概にスクショでシェアだからといってサイト訪問者数に貢献がゼロであるというわけではないとも思います。だからと言って悪くないという訳ではないのですが…
サイト訪問者数という数字は、テレビの視聴率みたいな、そこまであてにならない目安程度の指標になりはじめているのかもしれないと思いました。